リチウムテクノロジー
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リチウムテクノロジー(Lithium Technologies)は、コンクリートをより高い施工性で頑丈にするために開発された新たなテクノロジーです。
従来のナトリウムテクノロジー製品に比べ、浸透後に難溶性の結晶としてコンクリートの内部に留める特徴を持っています。
それにより、今まで困難であった高い密度のコンクリートに対しても高い浸透力を持ち、瞬時に対応することにより、コンクリートをより高い施工性で頑丈な素材に変えた新たなテクノロジーです。
コンクリート緻密化とは
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コンクリート緻密化(Concrete Densification)とは、コンクリートがケイ酸と反応し、高密度で耐久性が強いCSH層(ケイ酸力ルシウム水和物)を内側から表面まで造り、コンクリートを緻密化させることです。
コンクリート緻密化剤は、シンプルな施工性を持ち、誰でも簡単に高いパフォーマンスの施工を可能にした製品です。
Chemistry of Concrete Floors - Densifiers Demystified
※ 和訳字幕が更新されました。画面上にある字幕ボタンをクリックしてください。
リチウムテクノロジーのメリット
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シンプルな施工性
高い生産性
優れた機能性
地球環境にやさしい
安全性
メンテナンスとの連携
シンプルな施工性
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ケイ酸リチウム製品の施工手順
How to densify polished concrete
ケイ酸ナトリウム製品の施工手順
高い生産性
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※ 100㎡の施工例(1L製品価格の一例、ナトリウム製品:1,500円、リチウム製品:3,000円)
Silicate Showdown vs. Consolideck® LS® (lithium silicate)
優れた機能性
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C² HARDの機能性比較実験データ
※ 試験状態の「乾燥」は乾燥状態で実施・測定を行った数値である。「水+ダスト」はJIS Z 8901試験用粉体1の7種と4倍量の水と混合した懸濁液を作成し、約400g/m2の割合で試料表面に散布した状態である。
滑り抵抗係数(C.S.R.:Coefficient of Slip Resistance)の評価
「東京都における福祉のまちづくりと福祉のまちづくり条例、第1章28床の滑り」より抜粋。床材の滑りにくさの指標として、「床材の滑り試験方法(斜め引張型)によって測定される、滑り抵抗係数(C.S.R.:Coefficient of Slip Resistance)」を用いると記載されている。
地球環境にやさしい
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C² HARD / SUPER HARD / SEALはLEED認証製品です。
LEED認証について
LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は、世界で最も広く利用されている環境に配慮した建築物に与えられる環境性の評価・認証システムです。
LEED認証を受けた建築物は、水やエネルギーなどの資源の効率的な利用を実現し、温室効果ガス排出削減へ貢献していることが証明されます。
LEED認証は、アメリカのNGOであるグリーンビルディング協会(USGBC)が開発し、GBCI(Green Business Certification Inc.)が運用しています。国内は、一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ)が運用しています。
安全性
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C² HARD / SUPER HARD / SEALはNSF認証製品です。
NSF認証について
NSF認証は、食品に関わる公共の健康と安全性、環境保護に取り組む認証です。
NSF認証は、取り扱う製品や製造システムがNSFの要求項目やポリシーを満たす会社とその製品に対して与えられます。
製品に与えられた認証は、NSF認証品として登録番号とカテゴリーコードが割り振られます。
カテゴリーコードで登録されたNSF認定品は、対応する用途で公衆衛生安全の条件を満たしている場合にNSFインターナショナルにより認証されます。
NSF について
NSF(National Sanitation Foundation)は、1944年に米国で創設された公衆の健康と安全を守る非営利団体です。
現在、世界150ヶ国以上で食品の安全に関わる認証 ・試験・規格管理を提供しています。
食品に関わる規格である「食品衛生法」・「HACCP」・「NSF認証」の区分について
・食品衛生法:食品の営業区分、食品自体の管理規格。
・HACCP:食品の製造・加工工程の安全管理と危機回避についての手法・規格。
・NSF認証:食品製造に関わる食品機器、食品機器用材料などの安全性の認証規格。
C² HARD / SUPER HARD / SEALはNSF認証コード
メンテナンスとの連携
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コンクリートフロアのメンテナンスには、コンクリートに対する理解が必要です。
コンクリートはアルカリの性で、水素イオン指数は10.8pH(ペーハー)です。
一般的にフロアのメンテナンスに使われる中性洗剤(7~8pH)をコンクリートフロアに使うことは、コンクリートを酸性化させて、劣化を早めることになります。すなわち、コンクリートフロアの寿命を減らすことになります。
コンクリートフロアの酸性化を防ぎ、頑丈で綺麗に使用する為には、水素イオン指数10.8pH以上のメンテナンス剤が必要です。
C² Maintenanceは、水素イオン指数11pHのリチウムメンテナンス剤で、コンクリートの酸性化を防止とリチウムによるコンクリートの緻密化を向上させる効果があります。
C² Maintenanceを使用し、定期的なメンテナンスを行うと、最初の施工状態と比べより頑丈で綺麗なフロアの管理が可能です。
※ アメリカの大手スーパーマーケットチェーンであるシャプコ(ShopKo)の事例は、2014年従来のVCT(Pタイル)フロアから、コンクリートフロアにリニューアルしました。その際に、施工からメンテナンスまでリチウムテクノロジー製品を採用し、2014年の施工状態と比較しても、より頑丈で綺麗なフロアを維持管理しています。
ShopKo's switch to polished concrete floors
※ 和訳字幕は更新予定です。しばらくお待ちください。